外為:ドル105円後半、先物では円とユーロのロングが縮小

[東京 12日 ロイター] -

<10:43> ドル105円後半、先物では円とユーロのロングが縮小

ドルは105.61円付近で一時105.55円まで下落した。

仲値を経て軟調気味となっている。

米商品先物取引委員会(CFTC)が9日に公表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(10月6日時点)では、円ロング(買い持ち)が前週の2万4789枚から、2万1102枚へ、ユーロロングは前週の18万8116枚から、17万4308枚へとそれぞれ小幅に縮小している。


だだし、円ロングの規模は3月以降2―3万枚台でほぼ横ばいとなっており、投機筋の円に対する興味は依然低迷したままだ。

他方、ユーロロングは8月25日に過去最大の21万1752枚に達した後、9月15日に17万8576枚まで減少し、いったん19万枚台まで切り返して増加したが、10月6日には再び17万台まで落ちている。

ユーロロング縮小の背景は、欧州中央銀行(ECB)高官らがユーロ高けん制を繰り返していることがある。


ただ、「(8月の)過去最大級のユーロロングから、現在に至るまでのロングの縮小は、利益確定売りが先導した面が大きい。ファンド勢などの投機筋も、ユーロロングで負けた(損失を被った)経験がないので、隙あらばユーロ買いに動きたいと思っているはずだ」(FX会社)との意見が聞かれた。

ユーロは現在1.1820ドル付近。9日のニューヨーク終盤に比べ、若干のユーロ安水準での取引となっている。


中国経済の回復継続を示す指標も市場心理を支えた。 財新/マークイットが発表した9月の中国サービス部門購買担当者景気指数(PMI)は54.8で、前月から上昇した。

市場では「米大統領選でバイデン候補が優勢との報道を受けて、米中関係が改善するとの期待感もあり、人民元買いを支援している」(アナリスト)との声も聞かれた。

デーリーFXのストラテジスト、マーガレット・ヤン氏は9日、ロイターに対して「ただ、この上昇が持続するかどうかは分からない。米国の選挙が近づいており、今後は政治的不透明感がかなり強くなる可能性があるからだ」と述べている。


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